2006 F1 Rd.5 ヨーロッパGP BMWザウバー プレビュー
BMWザウバーF1チームから、ヨーロッパGPのプレビューが出ました。今回、チーム及びニックにとっては、ホームグランプリとなります。両者にとって、今週末は特別なレースとなります。(写真は、今週オープン、ピットレーン・パークのスケールモデル)
ホームレースに改良エンジン投入
ヨーロッパGP - BMWザウバー - プレビュー
BMWザウバーF1チームにとって、ニュルブルクリンクで行われるヨーロッパGPはホームグランプリ。チームは大きな期待を寄せているようだ。
2006年F1第5戦開幕を前に、サーキットでは数々のイベントが催される。そのひとつがBMWザウバーF1チーム公認のピットレーンパーク。さらに、F1ファンにとっては、同チームのドライバーがハンドルを握ったマシンでのサーキット同乗走行も楽しみのひとつだろう。また、サポートレースのフォーミュラBMWも開催され、未来のF1ドライバーを目指す若者たちがしのぎを削る。
サン-マリノGP後にシルバーストーンで行われた合同テストで、ニック・ハイドフェルド、ジャック・ビルヌーブ、ロバート・クビカの3名はBMWザウバーF1.06の開発に精を出した。
ジャック・ビルヌーブ
「過去にいい成績を上げているとはいえ、ニュルブルクリンクは好きなサーキットとはいえないな。1996年に初優勝したのがニュルなら、翌年、最後に勝ったのもここだ。去年のヨーロッパGPは僕にとって最も辛いレースのひとつだった。第1セクターが新しいレイアウトになってからは、以前ほどいいサーキットではなくなってしまったね。いちばん好きになれないサーキットといっても過言ではないと思う。でも、BMWにとって重要な、地元ドイツでのレースだから、いいリザルトを出すに越したことはない。僕としては、まだ走ったことのないノルトシュライフェ(北コース)でレースをしたいところなんだけどね。きっと凄いだろうなあ」
ニック・ハイドフェルド
「ニュルブルクリンクでのドライブは、いつだって僕を特別な気分にしてくれるんだ。何といっても地元グランプリだからね。僕が生まれ育ったメンヘングラートバッハの町は、ニュルの目と鼻の先で、初めて自転車でここを走ったのは3歳のときだったな。僕たち3人兄弟は、よく父に連れられてニュルにやってきたものさ。冬にはノルトシュライフェ(全長約20.8kmの北コース)でボブスレーをやったんだよ。そして、8歳で初めてニュルでゴーカートのハンドルを握ったというわけ。本当にいい思い出だよ。ここでは多くのレースを経験したしね。Fフォード、F3、F3000、そしてF1。ずいぶん優勝もしたし、すべてのレースに思い入れがある。去年、F1初ポールを獲ったのもニュルだ。地元ファンの声援を受けての決勝は2位表彰台で、とてもいい気分だったよ。もちろん、余計なプレッシャーなんて感じないさ。反対に、みんなのサポートをすごく期待しているんだ。他のサーキットで、あれほど多くのファンを目にすることはないからね」
ロバート・クビカ
「ヨーロッパに帰ってきて2戦目ということで、よく知っているニュルブクリンクでのレースが楽しみだよ。ノルトシュライフェも何度か走ったことがあるんだけどね。今年初めてのドイツで開催されるレースだから、いい週末になるよう祈っている。何といっても、BMWの故国ドイツでのグランプリだからね。ニュルではピットレーンパークが開設されるんだ。僕は金曜日のフリー走行以外にも土曜日、日曜日と大忙しさ。いい週末を期待するのはもちろん、ぜひ、イモラより上のリザルトを出したいね。ニュルはあまり好みのサーキットではないけど、高速コーナーは気に入っているよ。ニュルブルクリンクは、低速から高速コーナーに至るまで、全体的なマシンバランスの良さが求められるんだ」
マリオ・タイセン(チーム代表)
「BMWにとって、ドイツで行われるふたつのグランプリが重要なのは言うまでもない。何十年もの間、BMWはニュルブルクリンクで数々の勝利を上げてきた。モータースポーツの伝統と現代建築の粋をミックスしたお手本が、このサーキットというわけだ。だから、レースの雰囲気が他とは違う。コースとしては、アクセル全開度も最高速も、F1全サーキットの中間あたりに位置するというのが特徴だね。海抜600m以上の標高でレースをするということは、エンジンにとても影響するんだ。空気が薄くなってくると、標高100m毎に約1パーセントのエンジン出力が犠牲となる。ジャックもニックもイモラで完走を果たしたので、ニュルブルクリンクでは新しいBMW-P86エンジンを積むことができる。だから、基本的なマシン性能は大丈夫だね。それをうまく結果に結びつけて、ポイントフィニッシュといきたいよ」
「ニュルブルクリンクでは、特別な趣向も用意している。BMWザウバーF1チーム公認のピットレーンパークをお披露目するんだ。これは、いわばハイテクのF1テーマパークみたいなものさ。観客の目の前にピットロードを再現していて、間近にF1が体感できるんだ。ファンにとって、これまでとは異次元の経験になるだろうね」
ウィリー・ランプ(テクニカルディレクター)
「過去2戦、マシン性能をフルに引き出すのと同様、タイヤの使い方がいかに大事かよく分かったね。その点、ニュルブルクリンクはタイヤグリップが良く、磨耗度もそれほど極端ではない。おそらく、比較的ソフトなコンパウンドを選ぶことになるだろうね。このコースはアンダーステア特性が強いんだ。そのことを考慮しながらマシンをセットアップしていく。空力バランスやメカニカルグリップに改良を施しながらね。シルバーストーンのテストでは、そのことがテーマだった。目下、中団グループは接戦が続いている。特に、いいグリッドポジションを得るためには、どんな失敗も許されない状況だ」
http://f1.racing-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/060430052225.shtml
F1-LIVE.com
当初の予定通り、モディファイされたニューP86エンジンの投入ということで、エンジンに関しては一安心といったところでしょうか。
ジャックにとっては、デビューイヤーから2年連続優勝を果たしたゲンのいいサーキット、ニックにとっては、ホームレースであり、昨年は初のポールポジションから、2位フィニッシュという最高の結果を出したサーキットでもあります。
今回のレースでは、特にニックは、手ごわい存在となり得るでしょう。ジャックにとっても、決して遅れをとるような事なく、しっかり、両雄揃ってのダブル入賞を果たして欲しいところです。

この記事へのコメント
>今回のレースでは、特にニックは、手ごわい存在となり得るでしょう。ジャックにとっても、決して遅れをとるような事なく、しっかり、両雄揃ってのダブル入賞を果たして欲しい
今季のニックは長年恵まれなかった部分を満たされて気力が充実してるね!
そしてジャックは余り好きじゃないトラックとの事だが,かつてはインテルラゴスも同様に評していながらパフォーマンスは良かったから,BMW経営陣の前で大活躍して貰いたいねo(^-^)o
出来上がり次第、返信しますので、少々時間を頂戴します。
今回は、その充実しているニックより、上位でフィニッシュしたいところです。そういう意味で、ジャックにとっては、おっしゃるように、BMW経営陣の前でアピールする最大のチャンスがやってきたともいえます。
インテルラゴスもそうですが、ジャックの場合、あまり好きではないサーキットの方が、結果がついてくるような気もします。ある意味、程よく力が抜けてレースに臨めるのかもしれません。いずれにせよ、私も大きく期待して週末を楽しみにしたいと思います。
>メール確かに受け取りました。
出来上がり次第、返信します
すまんね!何せスタッフのスペルも間違えちゃう位なもんで(^^;
>今回は、その充実しているニックより、上位でフィニッシュしたいところです。
そうだね。如何にマリオと言えども,経営陣やスポンサーの意向には勝てないだろうしね!
>インテルラゴスもそうですが、ジャックの場合、あまり好きではないサーキットの方が、結果がついてくるような気もします。
雨の時も同様に感じるけど,多分車の限界が低いのに速い車と【勝負所で負けてない】から攻めすぎちゃってるんだろう…無限HONDA時代のハインツみたいにね(^^;
だからニックに競り勝てればバトンにも負けないと思うよ…バトンは唯一ジャックの正しい攻略法を知りうる人間だからね。
バトンといえば、今年からチームメイトになったバリチェロが苦戦しているのを見ると、昨年、モントーヤやラルフがシーズン半ばまで苦労していた様子とダブって見えます。昨年のジャックの最初の数戦も同様でしたが、元チャンピオンの所以か、マスコミに叩かれやすい為か、ジャックの場合、メディアでの言われようは、それはひどいものでしたよね。
話がそれましたが、バトンとは本当の意味でニア・イコールの条件で戦うところを見てみたいものです。少なくとも、2003年はそうではありませんでしたからね。