ビルヌーブ:「ロータスからのF1復帰のチャンスを蹴ってなどいない」

ジャック・ビルヌーブは、2011年のフォーミュラ1への復帰のチャンスを自ら捨てたことを否定した。

ラジオ・コラムニストの‘Réjean Tremblay’による、ビルヌーブには新チームのロータス・カーズ/ルノー(元ルノーF1)のシートを獲得するチャンスがあり、そのために昨年、インディカーでロータス・カーズのカラーリングのマシンを走らせることを提案されていたという話を聞いて、ビルヌーブは驚いた。

「そんな話は全く議論されなかった」と、ビルヌーブ。

昨年後半、ビルヌーブは友人であるロータス副社長のジノ・ロサトに会うために、ノーフォークのロータス本部を訪れた。

「F1に関するいかなる議論もなかった。僕がどれほど懸命にF1復帰に向けて取り組んでいたか、誰もが知っている。もし、復帰に向けてやらなければいけない唯一の事が、インディカーで1年走ることだったとしたら、僕はそうしただろう。真実は、ここ数ヵ月の間に、F1がロータス・カーズのプランになったというだけのことだ」

ジノ・ロサトも、ビルヌーブの話を追認した。

「インディカーについて、ジャックと話をした時、我々の計画にF1はなかった。私は、彼と一緒にレースがしたかったんだ。私にとって、ビルヌーブとロータスは自然にフィットするものだった。だが、それは実現しなかった」

ロータス・カーズがジェニー・キャピタルと提携して、旧ルノー・チームと共にF1に帰ってくるという話は2、3ヵ月前に起こり、そのようになった。そして、ビルヌーブはNASCARプロジェクトに懸命に取り組んでいた。

新たなチャレンジに向かって。

「僕たちが、インディカーについて話をしたというのは本当だ」と、ビルヌーブ。

「でも、彼らの最初のドライバーとして、すでに佐藤琢磨が起用されていた。そして、その時、F1に投資することを望んでいた僕のパートナー達から、いくらかの予算を持ち込むように頼まれた。ロータスの2台目をインディカーで走らせる準備のためにね。それは選択肢にはなかった」

「僕は、すでにインディカーとインディ500で勝利を得ている。それも分裂前にね。当時、シリーズはよりコンペティティブだった」

「僕が走るために、予算を持ち込まなければならないとしたら、それはNASCARのように新しいチャレンジの為だ。すでに成し遂げたところへ戻ることはない」

【参照記事】
Villeneuve remet les pendules à l'heure concernant Lotus

以前にも書きましたが、昨年のロータス訪問の際、ジノ・ロサトに会ったジャックはインディカーへの参戦を持ちかけられました。その事実が、今年のインディ500への根強い参戦の噂の根拠となったのでしょう。ですが、ジャックが自ら答えているように、ジャックにとっては、再びインディカーに乗ることに価値は見出せないでしょう。

ジャックは、来季のNASCARネーションワイド・シリーズへのフル参戦に集中しているようです。全くの別物ではありますが、この冬のアンドロス・トロフィーへのフル参戦によって、レース勘を鈍らせること無く、その後、NASCARへのフル参戦が実現すれば、それは素晴らしいことです。来年のジャックのレーシング・キャリアはどのようなものになるのでしょう?

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